教職大学院の特徴
目標
理論と実践の往還
教職大学院では、理論と実践を往還させながら高度な実践力を獲得することを目標にしています。そのため、学修は授業だけでなく実習を含みます。学部の教育実習とは異なり、コース間の学生が協働して取り組む「コース間融合実習」、コース別で専門性を深める「コース別実習」を用意し、多様なニーズに応えます。
いずれの実習も大学院での様々な授業で理論を学び、その理論をもって実習校や実習施設で実践します。そして、実習校や実習施設で行った実践を理論的な見地から捉え直し、さらに新たな視点を獲得するプロセスを経ます。
大学の授業と実習を往還させながら、高度な実践力を養成するようなカリキュラムになっています。
目指すこと
誰も置き去りにしない、
すべての子どもの力を伸ばす教員の育成を目指します。
カリキュラム・マネジメント能力を備えた高度な教育実践力を有した教員を養成するために、以下の3つの能力を身に付けます。
- 1.「子どもを深く理解できる力」
- 子どもの諸能力・技能を多面的に評価するとともに、子どもの願いや苦悩に寄り添い、またその背景にある環境にも目を配りながら、子どもの真の学習ニーズを理解できる力。
- 2.「広い視野」
- 社会の変化やニーズと子どもの実態を踏まえながら、同僚や様々な人と協働し、学際的・多面的な広い視野で教育上の課題を探求できる力。
- 3.「深い専門性」
- 子ども理解や広い視野に基づく教育上の課題と自分の専門分野を結び付けて、その課題解決のための方法をさらに深く追究できる力。