メッセージ
教育実践高度化専攻(教職大学院)について
茨城大学大学院教育学研究科教育実践高度化専攻(教職大学院)は平成28年度に設置され、学校運営コース、教育方法開発コース、児童生徒支援コースの3コースでスタートしました。令和3年度には教科領域コース、特別支援科学コース、養護科学コースが加わり、6コースになりました。
教職大学院は高度専門職業人の養成を目的とする専門職学位課程に位置づいています。すなわち、教員養成の高度化をめざした大学院です。茨城大学教職大学院では、カリキュラム・マネジメント能力の育成を要としながら、大学院としての「深い専門性」を身につけるとともに、専門に閉じることなく、教科・領域を超えて協働して取り組むことで「広い視野」の育成にも力を入れています。
子どもたちが実際に見ている世界は、一つの教科だけでなく、さまざまな教科の内容が含まれています。子どもはどのように世界をみているのか、そして何に興味・関心をもっているのか、「子どもを深く理解する力」がなければ、子どもの実態に即した指導方法や教材教具の工夫は難しいでしょう。
そのような力を育成するために、共通科目や各コースの専門科目・実習科目に加えて、教科・領域を横断するコース間融合科目やコース間融合実習を設置するなど、全国的にもユニークな取り組みを行っています。
ぜひ茨城大学教職大学院で学んでいただき、子どもの視点に立った実践力と、それを理論としてまとめていく実践研究者として羽ばたいてほしいと願っています。
教育学研究科長 勝二 博亮